- 2012年6月26日 10:47
- 3.合宿
6月22日(土)~24日(日)にコンテストのフィールドとなる、三重県いなべ市で合宿が行われました。
<100名をこえる記念写真です>
この合宿では、フィールドワーク(地域の方々からの聞き取りや現地調査)を通じて、地域課題の抽出を行い、地域のニーズを明確化することで、地域のお役に立てる「小水力発電」を検討してもらうことを目的としています。
◆合宿スケジュール
1日目(6月22日)
集合
オリエンテーション
2日目(6月23日)
現地調査、フィールドワーク
交流会
課題発表に向けたまとめ作業
3日目(6月24日)
課題発表に向けたまとめ作業
課題発表、講評、候補地の選定
解散
◆合宿で行う課題
テーマ:地域で役立つ小水力発電のプランニング
・背景(いなべ市の現状、課題、社会的情勢など)
・候補地点の現況(流量、落差、発電可能量、周辺施設)
・目的(農村振興、獣害対策など)
・実施内容(アピールポイント、水車の種類、発電可能量、電気の用途)得られる効果など
発表の方法:模造紙及びパワーポイント
●1日目(22日)
1日目が金曜日、授業終了後の参加も多く、全員勢揃いは22時になりました。それから合宿のオリエンテーションです。合宿のスケジュールや注意点、課題の説明などがあり23時に終了です。
合宿に向け、事務局から3つのお願いをしました。
①安全に怪我なく活動をすること
②地域の皆さんとは謙虚な気持ちで、十分なコミュニケーションをとること
③各校の交流を図ること
翌朝は早朝より活動なので、早く就寝してもらいたいところなんですが、ミーティングや作戦会議を遅くまでしていました。皆さん、真剣そのものです。
●2日目(23日)
7時より朝食です。特別協賛の株式会社デンソー大安製作所の社員食堂で温かい朝食をいただきました。朝早くから準備をしていただいた食堂の皆さんありがとうございました。
朝食後に、現地をご案内いただく、いなべ市の藤原町、北勢町、大安町の9つの自治会の方々の紹介や代表の方から、各町の紹介をしていただきました。
今日は、マスコミの取材も多く、5台のカメラや新聞社の取材が入ってます。
各校が分かれて現地調査に出発です。河川の測量や地元の皆さんへのヒアリングを行います。初めは慣れなくて、声の小さかった学生さんたちも次第に慣れてきて、道を歩いている人をつかまえて話しを聞いたり、なかなかのものです。
地元の皆さんも事前に広報紙で紹介されていたこともあり、本当に温かく迎えていただきました。
調査終了後、16時からまとめ作業です。デンソーの技術支援チームの皆さんの指導でまとめ作業に熱が入ります。
夕食は、各校の交流会を兼ねて行いました。ご案内いただいた地元の皆さんも参加です。初めは、学校ごとにかたまっていた学生さんもだんだんうち解けてきてあちらこちらで笑い声が聞こえてきます。地元の方をつかまえて盛り上がっているグループもあります。
食事も一段落したところで、各校の学校紹介を行いました。緊張した紹介や一芸の披露、寮自慢など、発表者のキャラクターがすばらしく、大人は感心しきりです。みんなプレゼン上手です。
交流会後、昼間の調査にまとめ、課題の整理やプレゼン資料の作成など、皆さん深夜まで作業を行ったようです。
●3日目(24日)
課題の発表です。課題発表には、開催地のいなべ市の城ヶ崎副市長や株式会社デンソーの岩田総務部長、お世話になった自治会の方々も参加していただきました。
地元の課題やそれに対応した、電気の利用方法や発電のアイデアなど、各校、工夫を凝らした発表でした。一晩で作成したとは思えないような丁寧な資料や地元の方々の意見や問題を調査しその対応策まで、さすがは高専生です。
最後に、設置希望地のプレゼンを行い、各校の設置希望箇所を確認しました。幸い重複箇所はないものの、事務局やいなべ市の関係者と検討を行い、最終決定や設置に関する条件等の提示を行います。
今後は合宿の成果を生かし、設計、製作へ進んでいきます。3月までの長い道のりですが、頑張ってください。
今回の合宿では、いなべ市の地元関係者に皆さんをはじめ多くの方々のお世話になりました。これからもよろしくお願いします。
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